サザエさん放送開始から50周年記念として、FODプレミアムで動画配信が始まっていますが、ひとつ気になることが。
サザエさんと検索をすると「サザエさん 1話 放送禁止」というワードが出てきます。
これってなんのこと?と気になったので調べてみることにしました。
サザエさん 1話に放送禁止用語が!
どうも調べてみると、サザエさんの第1話の中で、現在では放送禁止とされる言葉が使われていたことが原因のようなんです。
第1話はテストで75点をとったカツオの答案を巡ってのドタバタ劇なのですが、3分くらいのところでこんな会話がありました。
75点をとったカツオはサザエ、フネ、ワカメに褒められて調子に乗ります。
そして、サザエに対して小遣いを上げてくれるよう頼むのですが、サザエはそれを却下。
それに対して怒ったカツオのセリフがこちら。
カツオ「なんだい、調子がいいのは自分のほうじゃないか。人をキチガイにしたりおだてたり!」
はい、ありましたね。
この「キチガイ」という言葉、今は差別用語として使ってはいけない言葉になっているですね。
サザエさん 1話で使われたキチガイってどんな意味?
ではなぜキチガイが差別用語になったのでしょうか。それについても調べてみました。
まずはそもそもの意味について調べるとこういった情報がありました。
きちがい(気狂い):
きちがいとは、本来は発狂した人間、端的に状態が著しく常軌を逸した人間を指す。漢字では気違い、気狂いと表記する。また、気が違う、気が狂う、気がふれる、狂人、キチガイ、キ印とも表現する。インターネットスラングでは基地外、または略してキチ、基地と表記することもある。動詞にすると、「気違いじみる」などと使われる。
差別用語になったのは、1974年以降。テレビやラジオで「キチガイ」という言葉を聞くと、精神障害者がショックを受けたり、家族が萎縮してしまうということで、大阪のテレビ局が視聴者から猛抗議を受けたことがきっかけで自粛されることになりました。
サザエさんの第1話は1969年なので、まだこの頃は特にそういった風潮はなかったんですね。
ちなみに精神障害者がこういったことばでショックを受けると、「治療に重大な影響が出る」といった医学的根拠があるそうなので、みなさんもあまり口に出さないようにしましょうね(^_^;)
サザエさん 1話に隠れた時代を感じるセリフ
あと、1話を見ているともうひとつ時代を感じるセリフを見つけました。
それは6分30秒くらいのところで出てくるこのシーン。
カツオのテストを探している最中に、サザエさんがマスオさんのへそくりを見つけてしまいます。
そしてマウントを取られて白旗を上げているところですが、その時のセリフが、
マスオ「とほほ、、、無条件降伏です・・・」
というもの。
「無条件降伏」っていうのは通常は軍事的な意味で使用される言葉。
戦争で相手国が突きつけてきた条件に何も反論せず、鵜呑みにして敗北することを意味します。
1969年というと戦後の復興を経て高度経済成長に入っていった年代でしたから、こういった言葉がアニメの中で使われるのもすごく時代の流れを感じますよね。
50年前のサザエさんの中にはまだまだたくさんの時代を移す言葉や演出、ストーリーが隠れていると思います。
最初は絵の違いに衝撃を受けますけど、それはすぐに慣れます。
どちらかというと、作中に出てくるこういった言葉や会話など、ストーリーの中に時代を感じる味があるので、みなさんもぜひみてみてください。
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